解体⼯事は
建物の構造や⽴地条件によって
費⽤が⼤きく異なります。

以下に、⽊造・鉄⾻造・RC(鉄筋コンクリート)造の3つの構造ごとの解体費⽤を、より細かく分類してまとめました。

⽊造解体⼯事

①建物の種類・規模別 坪単価

建物の種類坪単価(円)参考価格(30坪の場合)
平屋(20坪以下)18,000〜28,000円36万〜56万円
平屋(20坪〜30坪)20,000〜30,000円60万〜90万円
平屋(30坪以上)22,000〜32,000円66万〜96万円
2階建(30坪以下)25,000〜35,000円75万〜105万円
2階建(30坪〜50坪)28,000〜38,000円84万〜114万円
2階建(50坪以上)30,000〜40,000円90万〜120万円
3階建以上35,000〜50,000円105万〜150万円
築50年以上(古⺠家)30,000〜55,000円90万〜165万円
増改築を繰り返した住宅35,000〜60,000円105万〜180万円

②⽊造住宅の屋根材別坪単価

屋根の種類追加費⽤(坪単価)
⽡屋根(和⽡・洋⽡)+2,000〜5,000円
スレート屋根+1,000〜5,000円
⾦属屋根(ガルバリウムなど)追加費⽤なし
アスベスト含有スレート+5,000〜15,000円

③⽴地・周辺環境による追加費⽤

条件追加費⽤(円)
接道幅4m未満(⼩型重機使⽤)+50,000〜200,000円
接道幅2m未満(⼿壊し作業)+100,000〜500,000円
隣接建物との距離1m未満+50,000〜300,000円
密集地で防⾳シートが必要+30,000〜100,000円
地中埋設物あり(井⼾・浄化槽など)+50,000〜200,000円
アスベスト含有建材あり+200,000〜800,000円

〇〇〇事業補助金

対象地区春日部市、加須市、行田市、久喜市、越谷市
助成建築物・市内にあること
・所有権以外の権利が設定されていない建築物であること
・空家等対策に推進に関する特別措置法の規定による特定空家等として、笠岡市が認定したもの(同法の規定により勧告された特定空家等は除く)
・建物全体が倒壊の恐れのあることが明らかな建物
・屋根、外壁、土台などの破損や欠落が激しい建物
 ※「建物が古い」「瓦が少し落下している」という理由だけでは補助対象になりません。
 ※着工後に補助申請はできません。
 ※解体して更地にするまでの工事となります。
補助対象者・補助対象空家等の所有権を有する個人、その相続人若しくは補助事業を実施することについて所有者の承諾を得た個人
・市税などの滞納がない人
・笠岡市暴力団排除条例に規定する暴力団員及び暴力団員等でない人
助成額補助対象経費の50/100に相当する額以内で、上限は50万円(千円未満切捨)
島しょ部の場合、海上輸送経費50/100に相当する額で上限20万円を加算
その他・補助金の申請をする人は、補助要件および提出書類のご案内のため、必ず事前にご相談ください。
・補助金交付決定前に工事着手している場合は、補助対象となりません。
・補助事業を実施した人は、空家等または空家等の跡地について、適切な管理を行わなければなりません。
お問い合わせ先都市計画課
住所:〒123-456 埼玉県〇〇市〇〇
電話番号:123-456-789
URL:https://www.〇〇〇

〇〇〇事業補助金

対象地区春日部市、加須市、行田市、久喜市、越谷市
助成建築物・市内にあること
・所有権以外の権利が設定されていない建築物であること
・空家等対策に推進に関する特別措置法の規定による特定空家等として、笠岡市が認定したもの(同法の規定により勧告された特定空家等は除く)
・建物全体が倒壊の恐れのあることが明らかな建物
・屋根、外壁、土台などの破損や欠落が激しい建物
 ※「建物が古い」「瓦が少し落下している」という理由だけでは補助対象になりません。
 ※着工後に補助申請はできません。
 ※解体して更地にするまでの工事となります。
補助対象者・補助対象空家等の所有権を有する個人、その相続人若しくは補助事業を実施することについて所有者の承諾を得た個人
・市税などの滞納がない人
・笠岡市暴力団排除条例に規定する暴力団員及び暴力団員等でない人
助成額補助対象経費の50/100に相当する額以内で、上限は50万円(千円未満切捨)
島しょ部の場合、海上輸送経費50/100に相当する額で上限20万円を加算
その他・補助金の申請をする人は、補助要件および提出書類のご案内のため、必ず事前にご相談ください。
・補助金交付決定前に工事着手している場合は、補助対象となりません。
・補助事業を実施した人は、空家等または空家等の跡地について、適切な管理を行わなければなりません。
お問い合わせ先都市計画課
住所:〒123-456 埼玉県〇〇市〇〇
電話番号:123-456-789
URL:https://www.〇〇〇

鉄⾻造(S造)
解体⼯事

①建物の種類・規模別坪単価

建物の種類坪単価(円)参考価格(30坪の場合)
鉄⾻造平屋(30坪以下)30,000〜40,000円90万〜120万円
鉄⾻造平屋(30坪以上)32,000〜45,000円96万〜135万円
鉄⾻造2階建(50坪以下)35,000〜50,000円105万〜150万円
鉄⾻造2階建(50坪以上)38,000〜55,000円114万〜165万円
鉄⾻造3階建以上40,000〜60,000円120万〜180万円
⼯場・倉庫(軽量鉄⾻)25,000〜40,000円75万〜120万円
⼯場・倉庫(重量鉄⾻)40,000〜70,000円120万〜210万円

RC(鉄筋コンクリート)造
解体⼯事

①建物の種類・規模別坪単価

建物の種類坪単価(円)参考価格(30坪の場合)
RC造平屋(30坪以下)40,000〜55,000円120万〜165万円
RC造平屋(30坪以上)45,000〜60,000円135万〜180万円
RC造2階建(50坪以下)45,000〜65,000円135万〜195万円
RC造2階建(50坪以上)50,000〜70,000円150万〜210万円
RC造3階建以上50,000〜80,000円150万〜240万円
⼤型マンション(5階以上)60,000〜100,000円180万〜300万円
築50年以上のRC建築65,000〜110,000円195万〜330万円

⾜場・養⽣・安全対策費

項⽬費⽤(円)
防⾳・防塵シート(通常)1,000〜2,500円/㎡
防⾳パネル養⽣(都市部・密集地)3,000〜5,000円/㎡
⾜場仮設(⾼層解体⽤)1,500〜3,000円/㎡
散⽔設備(粉塵対策)50,000〜150,000円

解体に伴う追加費⽤
建物の⽴地・環境による追加費⽤

項⽬追加費⽤(円)
狭⼩地・接道4m未満(⼿壊し解体が必要)30,000〜100,000円/坪
⼤型ダンプ進⼊不可(廃材の⼩型⾞両運搬)50,000〜150,000円
電線・電話線・道路標識の撤去・移設30,000〜80,000円
近隣養⽣・防⾳パネル設置50,000〜200,000円

基礎撤去・地中埋設物処理

項⽬費⽤(円)
⽊造基礎撤去(布基礎・ベタ基礎)5,000〜10,000円/㎡
RC基礎撤去(杭基礎含む)10,000〜25,000円/㎡
地中障害物撤去(ガラ・コンクリート塊)100,000〜500,000円
井⼾・浄化槽の撤去50,000〜200,000円

アスベスト処理費

項⽬費⽤(円)
吹付アスベスト除去50,000〜200,000円/㎡
スレート屋根撤去3,000〜7,000円/㎡
ボード類撤去(アスベスト含有)10,000〜30,000円/㎡

産業廃棄物処理費

廃棄物の種類費⽤(円/㎥)
⽊くず5,000〜12,000円
鉄くず(買取可能)-2,000〜5,000円
コンクリートガラ3,000〜8,000円
⽯膏ボード10,000〜20,000円

付帯⼯事(オプション)

建物の種類坪単価(円)
ブロック塀・フェンス撤去3,000〜8,000円/m²
カーポート・ガレージ撤去30,000〜150,000円
ウッドデッキ撤去20,000〜100,000円
物置撤去10,000〜80,000円
井⼾埋め戻し30,000〜100,000円
庭⽊・庭⽯撤去10,000〜200,000円
残置物(家具・家電など)撤去30,000〜500,000円

解体⼯事の流れ

事前準備・現地調査

解体⼯事をスムーズに進めるため、まずは現地調査を⾏います。
この段階で、追加費⽤の発⽣要因を特定することが重要です。

主な確認ポイント

1.建物の構造・材質

  • ⽊造・鉄⾻造・RC造のどれに該当するか確認
  • アスベスト含有建材の有無
  • 屋根材(⽡・スレート・⾦属)の種類

2.敷地・⽴地条件

  • 道路幅が狭く、⼤型重機が⼊れない場合は⼿壊し作業が必要
  • 近隣建物との距離が1m以内の場合は防護シート設置が必須
  • 井⼾や浄化槽など、地中埋設物の有無を確認

3.電気・ガス・⽔道の停⽌⼿続き

  • 電気:契約中の電⼒会社へ解約申請
  • ガス:ガス会社へ連絡し、ガス管の閉栓・撤去
  • ⽔道:⽔道局へ連絡し、撤去⼯事が必要か確認
近隣住⺠への説明・挨拶

解体⼯事では、騒⾳・振動・粉じんの発⽣が避けられません。
事前に近隣住⺠への説明・挨拶を⾏うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

説明すべきポイント
  • ⼯事の⽇程(開始⽇・終了予定⽇)
  • 作業時間(朝8時〜⼣⽅5時など)
  • 騒⾳・振動の対策(防⾳シート・散⽔作業)
  • ⾞両の出⼊り(駐⾞スペースの確保)

☑注意!

クレームが発⽣しやすいのは、早朝・夜間の作業、ホコリの⾶散、振動による建物への影響など。
事前にしっかり説明し、同意を得ることが⼤切です。

⾜場・養⽣シートの設置

解体作業が始まる前に、建物の周囲に⾜場を組み、防⾳・防塵シートを設置します。

設置の⽬的
  • 近隣住宅や通⾏⼈への安全確保
  • 騒⾳やホコリの⾶散を抑える
  • 作業員の落下事故を防ぐ

☑注意!

強⾵でシートが⾶ばないよう、しっかり固定する必要があります。
また、狭⼩地では⾜場設置のスペースが確保できないこともあるため、事前確認が必要です。

建物の内部解体(内装解体)

本格的な解体の前に、まずは室内の壁・床・天井などを⼿作業で撤去します。

内装解体で撤去するもの
  • 家具・家電・残置物の撤去
  • 畳・フローリング・カーペットの撤去
  • 壁紙・クロスの剥がし
  • キッチン・トイレ・浴室の撤去

☑注意!

アスベスト含有建材がある場合は特別な処理が必要です。
1990年代以前の建物には、アスベストが含まれている可能性が⾼いため、事前調査が必須です。

建物本体の解体

ここから本格的に重機を使って建物を解体していきます。

解体の⼿順
  1. 屋根材の撤去
    • ⽡・スレート・⾦属屋根を取り外し屋根材の撤去
  2. 壁・柱の解体
    • ⽊造なら⾻組みを崩しながら解体
    • RC造・鉄⾻造はカッターやハンマーで分解
  3. 基礎コンクリートの撤去
  4. 建物の⼟台部分を砕いて撤去

☑注意!

解体時の振動が周囲の建物に影響を与える可能性があるため、低騒⾳・低振動の重機を使⽤することが望ましい。

廃材の分別・搬出

解体で発⽣した廃材を分別し、適正に処理します。

廃材の種類と処理⽅法
廃材の種類処理⽅法
⽊材(柱・梁・フローリング)焼却・リサイクル
⽡・スレート産業廃棄物処理場へ搬出
鉄⾻・⾦属部材スクラップとして再利⽤
コンクリートガラ砕⽯として再利⽤
アスベスト含有材専⾨処理施設へ搬出

☑注意!

不法投棄を防ぐため、必ず「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」を発⾏し、適正処理を⾏う必要があります。

整地作業

解体後、⼟地を平らに整える「整地作業」を⾏います。

整地作業の種類
  • 表⼟の均し作業
  • 残ったガラ(コンクリート⽚など)の撤去
  • 地盤の転圧(ローラーで固める)

☑注意!

整地後に建築予定がある場合は、地盤改良が必要かどうかを確認しておきましょう。

⼯事完了・最終確認

最後に、現場を清掃し、施主⽴ち会いのもと最終確認を⾏います。

確認ポイント
  • 廃材が残っていないか
  • 周囲のフェンスや道路に傷がついていないか
  • 契約通りの⼯事が完了しているか

まとめ

解体⼯事は、単に建物を壊すだけではなく、計画的に進めることが重要です。特に、近隣住⺠への配慮・アスベストの有無・廃材の適正処理など、多くの注意点があります。


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